Art installation

04 幻象の庭 - Imagery Garden

国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2022、醤油醸造元、平居吉蔵家の旧扇吉もろみ倉にて発表したインスタレーション作品。暗い蔵の室内空間にメディテーションガーデンをつくりました。

剥き出しの地面には白い曼殊沙華が咲き乱れ、夏の終わりの一日の朝から夜の自然の移ろい、光や気配を表現した映像と音が映し込まれています。鑑賞者には縁側に座って頂き、情景から五感を通して、自身の記憶の奥底にある「心の庭」をのぞき込んで頂きます。

人と自然の関係や、森羅万象、そして命について、各々の記憶や体験を通して改めて見つめなおしてもらうことを試みた作品です。

(LINK TO BIWAKO BIENNALE)

by saiho + Sayuri Hayashi Egnell

03 Re: Beyond the Ocean

BIWAKOビエンナーレ2020での作品 “Beyond the Ocean” では、パンデミックによって閉ざされた世界で、海を渡って来れなかった作家たちのメッセージを会場に届けました。そして、ご来場いただいた皆様からも下の3つの質問に対しての答えやメッセージを会場にて書いて頂きました。

質問1: 作品を通して、あなたの心に浮かんだ言葉は何ですか?
質問2: 今あなたにとって、大切に想うこと、大切だと気づいたことは何ですか?
質問3: 今あなたが、会いたくても会えない誰かに伝えたいことばは何ですか?

本作品は、BIWAKOビエンナーレ2022の旧扇吉もろみ倉の元充填室にて、皆様から頂いたメッセージをインスタレーションいたしました。パンデミックは私たちの生活や考え方に何をもたらしたのでしょうか?もしくは、何ももたらさなかったでしょうか?2年前の皆様の「想い」に改めて触れていただくことを試みた作品です。

by saiho + Sayuri Hayashi Egnell

02 To Mothers

サンフランシスコのオーシャンビーチで行った母の日のインスタレーションです。母なる地球、全ての母、そして海の向こうの私の母に向けて感謝を込めて100本のカーネーションを浜辺に生けました。映像作品として残しています。LINK)

“To Mothers”

To Mother Earth…
To all the mothers…
& To my mother over the ocean…

Thank you, and happy mother’s day.

——

Installation by saiho
Sound by Sayuri Hayashi Egnell
Film by Elizabet Gallego Rigol

01  Beyond the Ocean

『国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2020”森羅万象~Cosmic Dance”』で発表したインスタレーション作品。古い酒蔵の奥の一室に、夕日が沈む砂浜を設えました。砂浜には、パンデミックで海を渡ってくることが叶わなかった12名の作家からのメッセージが、海を越えて流れ着いています。

鑑賞者はランタンを持って砂浜の部屋に入り、ガラス瓶に光をかざし、作家たちからのメッセージを読みます。また鑑賞者も、来日できなかった作家や、自分の大切な誰かに向けたメッセージを書き、ガラスの小瓶に入れて残すことができます。夕日が沈んでいく海の向こうは、物理的に行くことが叶わないどこかを示しています。そこには、来日できなかった作家や、会うことができない大切な人がいます。

パンデミックで分断され、多くの人が孤独を感じている中、物理的な距離を越えて、「想い」によって人をつなげることを試みた作品です。

by saiho + Sayuri Hayashi Egnell

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